浮気の誓約書とは何か？作る時に頭に入れておく3つのポイント

浮気の誓約書というものをご存知ですか。愛するパートナーがいるにもかかわらず、浮気をしてしまった人に対して書いてもらう誓約書です。浮気の誓約書とは、具体的にどんなものなのでしょうか。どうやって作れば良いのかなど、作る際に頭に入れておきたい3つのポイントについてご紹介します。

そもそも浮気の誓約書って何？

そもそも、「浮気の誓約書」とはどんなものなのでしょうか。浮気の誓約書についての基礎知識から見ていきましょう。

約束をした内容が書かれた書類の事

浮気の誓約書とは、浮気をしてしまった人がその事実を認め、そのことでパートナーを傷つけたことを認め、二度と浮気はしないことを約束し、それらの内容を書類にしたものです。もし浮気をされたら、すぐには立ち直れず、相手を許せない気持ちでいっぱいになるでしょう。でも「二度としない」と約束してくれたら、もう一度やり直してみようと思えてきますよね。

しかし残念ながら、その約束を守れない人もたくさんいます。そのために存在する書類、それが浮気の誓約書です。

約束を破った時の罰則など設け浮気の抑制に役立つ

浮気の誓約書を作る時は、約束を破って再び浮気をした時の罰則などを設ける人もいます。例えば、「次に浮気をした場合、親権はこちら持ちで離婚」などです。他にも金銭的な罰則などを設ける人もいます。口約束だけでは破ってしまう人のために誓約書を作るため、何ら罰則がない誓約書でも少々不安ですよね。

そのため、約束を破った場合の罰則などを設けることで、パートナーに「浮気は二度としない」という約束をきちんと守らせ、浮気の抑制に役立てるのです。

ただし法的な効力があるわけではない

浮気の誓約書を作成し、その書類の中でさまざまな約束をしたり、罰則を設けたりしても、実は法的な効力があるわけではありません。「それでは意味がないじゃない」と思うかもしれませんが、浮気をした本人にとって、浮気の状況をいちいちパートナーに話し、謝罪を繰り返すという誓約書を作る一連の作業は、かなり過酷なものになります。

また罰則が設けられていることもあり、「こんな目にまた遭うくらいなら、二度と浮気なんかしない方がマシだ」と感じさせることができる可能性はあります。

浮気の誓約書を作る時の3つのポイント

浮気の誓約書を実際に作る時には、3つのポイントに注意することが重要です。3つのポイントをしっかり押さえておきましょう。

まずは浮気していたという証拠を集めておく事

まずは、パートナーが浮気をしていたという証拠を集めることがポイントです。何らかの証拠が掴めなければ、パートナーはあくまでも白を切るかもしれません。たとえば「残業で遅くなる」と言った日と同じ日付の、仕事をしているはずの時間に切られたフレンチレストランのレシートと同日のホテルのレシートなどが、スーツのポケットから出てくれば、かなり強力な証拠になります。

またうっかり置きっぱなしになっていた夫のスマホに、浮気相手からのLINEメッセージが届き、咄嗟にその画面を撮影しておいた、という証拠も言い逃れがしにくいですね。こうした「動かぬ証拠」をしっかり押さえてから、パートナーに「こういう証拠が出てきたのだけれど、浮気をしているでしょう」と冷静に話をしてみましょう。

パートナーに話をする前に、自分自身が今後どうしたいのかを決めておく必要があります。今回の浮気は許し、関係を破綻させずに続けると決めた場合は、誓約書を書いてもらいましょう。

二度と浮気をしないと約束させる事

パートナーに浮気をしたことを認めさせたら、パートナーにも今後どうするつもりなのかを静かに問いただします。もしパートナーも浮気を反省し、浮気相手と別れると言うのであれば、「二度と浮気をしない」と約束をさせましょう。

そして、誓約書を書いてもらう事も話します。もし嫌がったら「約束を守るつもりはない、ということね」と考えた方が良いかもしれません。

次に浮気した時の重い罰則を設ける事

パートナーに浮気を認めさせ、二度と浮気をしないという誓約書も書いてくれるということで話がまとまったら、ある程度重い罰則を設けましょう。「二度と浮気をしないと約束できるなら、罰則が重くても関係ないはずよね」と話し、罰則は「離婚する」「パートナーと浮気相手を訴える」などの重いものにしておきましょう。

浮気の相手にも誓約書を書かせる！その3つの理由

もうひとつ重要なことは、浮気相手にも誓約書を書かせることです。浮気相手に誓約書を書かせる3つの理由をご説明しましょう。

一定の浮気の抑制ができる

浮気相手にも「二度は絶対に許さない。次は会社に報告し、訴える」といった、パートナーと同じ内容の誓約書を書かせます。そして、目の前で二人のスマートフォンから互いの連絡先・これまでに送りあったメッセージやLINEの履歴などを一切消去させましょう。名刺なども廃棄させます。

その際は、できれば印鑑証明や拇印なども捺してもらいましょう。これで、同じ相手との浮気をある程度抑制することができます。

再び浮気した時は約束を破ったと主張できるから

再び同じ相手と浮気をされた場合、約束を破ったことを主張することが可能になります。これで浮気相手の「既婚者とは知らなかった」などの嘘は通じなくなります。

裁判をした時に自分が有利になる可能性が高い

離婚になり、話がこじれて裁判になった場合にも、浮気相手とパートナーと交わした誓約書があれば、離婚を自分に有利な方向へ導いていける可能性が高くなります。

【まとめ】浮気の誓約書の作成が大変ならプロに任せよう！

浮気の誓約書を作る事は、パートナーにとっても浮気相手にとっても大変なことですが、自分自身も心に大きな傷を負ってしまう大変な作業です。そこでプロに頼むという方法がおすすめです。証拠集めは探偵に、誓約書の作成は浮気・不倫関係の書類作成が得意な行政書士などに依頼しましょう。